大阪・関空からバルセロナまでJALマイルを利用してエールフランス航空のビジネスクラスに搭乗しました。
本記事では1レグ目の大阪KIX→パリCDG区間の搭乗記として特典航空券の詳細、機内食についてご紹介いたします。
約15時間の超ロングフライトになるため、できるだけ体力を温存したいという思い、そして美食の国おフランスの機内食も楽しみたいなと思いからビジネスクラスを選択。結果的に機内食だけでなく、CAさんのサービス面も申し分なく非常に満足したフライトとなりました。
それではご覧ください。
エールフランス航空はJALマイルで発券可能
JALはワンワールドに加盟、一方、エールフランス航空はスカイチームに加盟しておりアライアンスが異なりますが、JALとエールフランス航空は提携しているためJALマイルを利用して特典航空券の発券が可能です。
KIX – CDG – BCN ビジネスクラス発券詳細(片道)
エールフランス航空便はJAL便同様に片道での発券が可能です。そして、エールフランス航空便を発券するメリットとして最も特長的なのが燃油サーチャージが不要(日本発のみ)であることです。JAL便の場合は例外なく燃油サーチャージが必要で、ヨーロッパ方面は35,000円も掛かるのが痛いところです。(2024年8月時点)
運航会社 | エールフランス航空 |
発券区間 | 大阪(KIX) →パリ(CDG)→バルセロナ(BCN) |
フライト時間 | KIX → CDG:14時間55分 CDG → BCN:1時間50分 |
JALマイル数 | ビジネスクラス:80,000マイル/人 |
税金等 | 7,370円/人(発券時点) ※燃油サーチャージ不要(日本発のみ) |
往復で発券すると更にお得です
自分は往路のみ8万マイルで片道発券をしましたが、往復の場合は11万マイルで発券できます。単純に2倍したマイル数よりも5万マイルも少なく、パーセンテージで約31%ディスカウントされますので往復での発券がおすすめです。自分の場合は復路便が希望日程で取れなかったため已む無く片道発券とした次第。
KIXエアサイドラウンジ
関空でのエールフランス航空便指定ラウンジは「KIXエアサイドラウンジ」です。インテリアはモダンでBGMもクラシック音楽と落ち着きのあるラウンジです。外に面しているため明るく、飛行機の離発着を眺めることができます。
フードはホットミール、コールドミール、スープやサラダ、デザートなどひと通り揃っています。
アルコール類はスパークリングのほか、ビールやワイン(日本製)、日本酒などラインナップも豊富でした。
AF291便ビジネスクラス搭乗記(KIX→CDG)
こちらが搭乗するAF291便です。機材はB772で羽田便の77Wと比べるとちょっと古いのですが熟成されているということでパリまで安全運行でお願いします!
シート・アメニティ・ウェルカムドリンク
シートは5A。トリコロールカラーに気分も盛り上がります。なお、当日のビジネスクラスはオリンピック開催直前のためか満席でした。
アメニティポーチにはクラランス製のクリーム類、歯ブラシ、アイマスク、靴下、ボールペンなどが入っています。
ウェルカムドリンクはシャンパンを選択。提供はもちろんグラスで、です。
シートの奥行きは余裕たっぷりで足元の幅も広々しています。
1回目の食事
前菜1つ目はクリームチーズをスモークサーモンで包んだもの、箱の中はチーズクラッカーでしっとり、濃厚でやみつきになるほど。ドリンクは再びシャンパンをいただきます。銘柄はポメリー・ブリュット・ロワイヤルで芳醇な香り。
前菜2つ目は真ん中がホタテの冷製サラダ、右手はキノコ類・ネギのソテー(牛蒡のピューレ添え)、左手奥はグリーンサラダ。ブラックペッパーとオリーブオイルを掛けていただきます。シンプルな味付けですが、素材の良さが引き立つように工夫されていると感じました。とっても美味しい!
そして、ちょっと感動したのがイズニーのバターです。初めて口にしましたが、とてもフレッシュでミルキー、口溶けも良いですね。バター単体でもいくらでもいける気がします。さすがフランス産だわーと勝手に納得。
メインには牛肉フィレを選択。赤ワインとともに。
お肉の方は肉質、マスタードソースともに今ひとつだったかな。付け合わせのマッシュポテトと温野菜は美味しかったです。
高度1万メートルでいただく料理ですので多くは望みません。
続いてデザートの盛り合わせ。真ん中のチーズはコクがあって美味しかったなぁ。
食後にコニャックとパン、もちろんイズニーとともに。コニャック(VSOP)は香り豊かで旨い。普段コニャックは飲まないのですがすっかり気に入りました。
スイーツはエクレアとフルーツの盛り合わせ。
おやつ
食べることを生きがいとしている妻からキッシュが美味しいよと報告あり。他にもギャレーにお菓子などもあるよと。
ギャレーに行ってみるとチョコやキャラメル、もみじ饅頭、スナック類やカップヌードルが置かれており自由にいただけます。CAさん同士もおしゃべりしたりカジュアルな雰囲気で接してくれるのが好感が持てます。
キッシュはオーダー制なのでカフェオーレとともにオーダしました。サーブされたキッシュはサーモンが入ったものでとても美味しかったです。
大きな揺れにも遭わず順調なフライト。ゴビ砂漠からカザフスタンを通過し黒海の上あたり。
2回目の食事
到着2時間前に2回目の食事です。メインはクリームソースのペンネを選択。泡とオレンジジュースとともにいただきます。
デザートはチェリーと苺の入ったフランスの伝統菓子「クラフティ」とコンポート。
着陸態勢に入りパリ上空を飛行中、エッフェル塔が見えました。グッドタイミング!
最後に
JALマイルを利用してエールフランス航空のビジネスクラスに搭乗しました。機内食とドリンクは期待を上回り、CAのサービスも必要にして十分で程よい距離感が心地よかったです。
偶然にもこのフライトが41年間のラストフライトとなる日本人CAさんがいらっしゃいました。機長が機内アナウンスでその旨発表した瞬間、あちこちで労をねぎらう拍手が湧き起こり、こちらまでウルっと来てしまいました。
続いて、パリ→バルセロナまでの搭乗記も作成しますのでよろしければご覧ください。